Subject   : 寒天(アガロース)

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 寒天 (アガロース)
寒天とは、テングサ(天草)やオゴノリなどの紅藻類を原料にした トコロテンの粘質物を凝固してから乾燥させたもの。 現在では気候風土から長野県で大半が生産されている。羊羹など 菓子の原料やみつ豆の材料のほか、最近研究の培地にも使われている。
寒天のほとんどはアガロースと呼ばれる多糖類である 食物繊維から できており、その含有率は80%を越える。
栄養はほとんどないが、水溶性食物繊維として機能する。 この食物繊維は基本的には、人間の消化酵素だけでは分解されず、 少量は胃酸によって分解されアガロオリゴ糖となり吸収される。
ナトリウムと結びついて血圧を下げる働きがあるほか、腸内で コレステロールや胆汁酸の吸収を阻害し、糖尿病や動脈硬化、 虚血性心臓病、便秘、胆石などの病気を防ぐことができる。
また、お腹の調子を整える食品としてトクホの関与性分にもなっている。 最近では、テレビの健康食品情報番組でダイエット効果が話題に なっている。


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