Subject   : 中国株

カテゴリー : 政治・経済


 中国株
中国株とは、中国企業が発行する株のこと。
中国株は、中国経済が高成長を続ける見通しであることを背景に、中長期的に高いパフォーマンスが期待されていて、日本の投資家からも人気が年々高まっている。最近は中国株の売買コストも急激に下がってきたり、一部の証券会社ではオンラインでリアルタイムに売買できるようになってきた。そうしたことから、中国株人気はさらに高まってきている。2004年現在、日本人が中国株を買える市場には香港市場、上海B株市場、深センB株市場がある。このうち、香港市場での売買を取り扱っている証券会社が多く、売買も盛んに行われている。
 香港市場
中国最大の株式市場である。
香港市場は、アジアを代表する世界的な金融市場でもある。香港市場を代表する株価指数である香港ハンセン指数は、世界的にも注目されている株価指数である。香港市場には、メインボードと、新興企業向けのGEMという区分があり、メインボードには中国資本の香港企業であるレッドチップ銘柄と、中国資本の中国企業であるH株などが取引されている。
● 香港H株
香港H株とは、香港市場に上場している中国企業株のこと。
香港H株は、資本の出所も登記も中国の企業で、なおかつ香港に上場している企業である。それに対して、資本の出所が中国本土で登記が香港である企業をレッドチップという。
● GEM
GEMはGrowth Enterprise Market(成長企業市場)の略。1999年11月に香港 証券取引所に開設された新興株市場。
当初には、世界的なITバブルと新興株ブームの盛り上がりから期待感が高まったが、その後ITバブル崩壊とともに、株価指数が5分の1以下に落ち込むなど低迷した。しかし、それから約5年経過した2005年現在は徐々に復活してきており、中国本土の企業を含めて、優良と思われベンチャー企業が次々上場する動きとなってきている。

 上海B株
上海B株とは、上海市場に上場されている中国株で、外国人投資家が売買できる株のこと。
中国国内の投資家のみが取引できる株をA株、外国人が売買できる株をB株という。もともと中国株は外国人が投資することができなかったが、外国人が売買できるB株を実験的に導入した。現在B株は中国国内の人も取引できるようになっており、将来的には統合されると言われている。株の中身としては、基本的にはA株もB株も同じである。
中国の上海と深セン市場には、A株とB株がある。もともと中国株は外国人が買うことは禁じられていたが、実験的に外国人が買えるB株を作った。それに伴い、従来中国国内の投資家だけが取引していた株をA株と呼ぶようになった。A株とB株は、証券の中身としては基本的に同じものである。現在、中国国内の投資家もB株に投資できるようになった。

 ⇒ ジャスダック(JASDAQ)

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