Subject   : リンパ系幹細胞

カテゴリー  : 学術情報 > 生化学


 リンパ系幹細胞
 ヒトの血液は液体成分と細胞成分に分けられます。細胞成分は血球成分とも呼ばれ、酸素を運ぶ赤血球や、止血のために働く血小板、そして、免疫の役割を担っている白血球が含まれます。
リンパ球は、この白血球の一つで、NK(ナチュラルキラー)細胞、T細胞、B細胞、形質細胞に分かれています。 NK細胞は、常に体内をめぐり、侵入してきた病原体を攻撃します。 T細胞は病原体の侵入に応じて働き、病原体を攻撃します。 B細胞はT細胞の指令などによって活性化して形質細胞となり、抗体を作り出す働きをします。
これらの細胞は、造血幹細胞からリンパ系前駆細胞を経て、それぞれの細胞に分化して作られています。

リンパ球ががん化して増殖してしまう病気をリンパ腫といいます。通常、リンパ腫とは、悪性リンパ腫のことを指します。リンパ組織は全身に存在しており、悪性リンパ腫が進行すると、全身の臓器に広がるおそれがあります。

<出典:Wikipedia>

 ■ 悪性リンパ腫の種類
 悪性リンパ腫の種類(病型といいます)には、大きく分類して「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」があります。日本人では「非ホジキンリンパ腫」が90%以上を占めています。

ホジキンリンパ腫には、「ホジキン細胞」などの特徴的な細胞がみられ、結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫と、古典的ホジキンリンパ腫に分類されます。 非ホジキンリンパ腫は、ホジキン細胞などの特徴的な細胞を持たないリンパ腫すべてを指し、リンパ球のうち、どの細胞ががん化したのかによって、Bリンパ球(B細胞)由来のB細胞性、Tリンパ球(T細胞)由来のT細胞性、NK細胞性に分類されます。その数は70種類以上に上ります
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