Subject   : パピローマウイルス科

カテゴリー  : 学術情報 > 生化学


 パピローマウイルス科
 エンベロープを持たない環状構造の二本鎖DNAウイルス。全世界的に古くから存在していた。2016年現在180以上のHPVの遺伝子型に分類されており、生殖器粘膜に感染する40以上の型が知られており、そのうち子宮頸癌の発症に関わる高リスク型HPVとして少なくとも15の型が知られていて、なかでもHPV16は全世界の子宮頸癌の約50%から検出されている。

正20面体のカプシドで覆われており、遺伝子サイズは種類により異なるがだいたい約8,000塩基ほどで、8から9のオープンリーディングフレーム(ORF:蛋白をコードしていると推定される遺伝子。しかしその遺伝子産物は同定されていない)を含んでいる。欧米の子宮頸癌でよく発見される16型HPVの場合、初期遺伝子 (E1,E2,E4,E5,E6,E7) と後期遺伝子(L1とL2)というORFを持っている。その中で特にE6とE7が発癌に関与していると考えられている。

ヒトパピローマウイルス(Human papillomavirus:HPV)はパピローマウイルス科に属するウイルスの一つ。ヒト乳頭腫 ウイルス(ヒトにゅうとうしゅウイルス)とも言われる。

<出典:Wikipedia>

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 ⇒ ウイルスの種類

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