Subject  : ペットにより移る可能性のある病気

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 ペットにより移る可能性のある病気
ペットから思わぬ病気をもらってしまうこともありますので注意が必要です。 感染の頻度は決して高いものではありませんが、環境を清潔に保つ、 ペットと遊んだ後や特に排泄物に触れた時にはしっかりと手を洗う、 などの正しい付き合い方を身につけるようにしましょう。

● イヌやネコ
犬といえば狂犬病を思い浮かべますが、 国内では過去40年近く狂犬病は発生していません。 でも、予防接種はきちんと受けさせましょう。
ありうる感染症としては、カイチュウ症があります。 子犬やネコの多くはイヌカイチュウ・ネコカイチュウをもっており卵を 糞便中に排泄します。これらが原因となり肝臓がはれたり最悪の場合 失明に至るような病気になる可能性がありますが、 極めてまれです。
イヌやネコの糞便や尿は、腸炎を起こす キャンピロバクターエルシニアなどの細菌、妊婦の流産や奇形児の原因になる トキソプラズマなど様々な病原体で汚染されていることがあります。また、これらの病原体は砂場の砂を介して感染することもありますので注意が必要です。
ネコにひっかかれた時には、ネコひっかき病という病気に感染することがあります。ひっかかれた場所が数日して赤くなり、約2週間位たってから発熱・リンパ節が腫れるなどの症状が でます。
● 小鳥
小鳥からうつる病気ではオウム病があります。これはオウムだけではなく、インコ、カナリヤ、文鳥、九官鳥などの排泄物から感染し気管支炎や肺炎を引きおこします。鳥かごは清潔に保つように心がけ、口移しで餌を与えることは危険です。

● ミドリカメ
サルモネラ菌に感染する可能性があります。 感染すると、激しい下痢や敗血症の原因になります。
 ⇒ 人獣共通感染症

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