Subject   : デュアルコア(dual core)

カテゴリー  : パソコン 


 デュアルコア(dual core)
デュアルコア(dual core)は、  1つのCPUパッケージの中に2つのCPUコアを内蔵しているCPUのことです。「デュアルコアCPU」、「デュアルコアプロセッサ」とも呼ばれています。複数のコアを集積するマルチコアプロセッサの中でもっとも基本的な構成である。
  2つのプロセッサコアは基本的に独立しているため、それぞれのプロセッサコアは他のプロセッサコアに影響されることなく動作できる。1台のコンピュータにマイクロプロセッサを2つ搭載するデュアルプロセッサ構成とほとんど同じで、単に複数のプロセッサコアで処理を分担し、その分だけ性能が上がるという理屈である。  完全なプロセッサを2つ集積することはまれで、2次キャッシュなどの周辺の機能は2つのコアで共有する場合が多い。キャッシュメモリを共有すると、1つのプロセッサコアが読み込んだデータを別のプロセッサコアが流用できるなど、性能面でのメリットもある。

 デュアルコアプロセッサはOSからは複数のマイクロプロセッサとして扱われ、動作感もマルチプロセッサ構成とほとんど変わらないため、ユーザやプログラマはデュアルコアプロセッサ上での動作を特に意識する必要はない(マルチプロセッサ用のチューニングを行なえばよい)。

● Core 2 Duo
 インテルが開発したデスクトップパソコンやノートパソコン向けのデュアルコアプロセッサー(CPU)のことです。2006年7月に発表されたもので、従来のNetBurstマイクロアーキテクチャとは大きく異なる、性能や消費電力の面で大きく進化した、新しいCoreマイクロアーキテクチャが採用されています。  デスクトップパソコン向けのものは、開発コード名で「Conroe(コンロー)」と呼ばれていたもので、Pentium Dの後継にあたります。ノートパソコン向けは、開発コード名で「Merom(メロム)」と呼ばれていたもので、Core Duoの後継となるものです。これらのプロセッサに採用された新しいアーキテクチャでは、命令処理の効率化、メモリアクセスやキャッシュの利用効率が高められたことなどにより、性能の向上と消費電力の低減を同時に実現しています。  製造プロセスは65nmで、FSBは、デスクトップ向けは1066MHz、ノートパソコン向けは667MHz、2次キャッシュの容量は、2MBまたは4MBとなっています。その他の機能としては、64ビット拡張機能の「インテル64(旧名称EM64T)」、省電力機能の「拡張版インテルSpeedStepテクノロジー」、仮想化技術の「インテル・バーチャライゼーション・テクノロジー(VT)」などが搭載されています。
   ⇒ パソコンとは?

[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]