Subject   : SOAレコード

カテゴリー  : インターネット・通信 > サーバ


 SOAレコード(Start of Authority)
SOAレコードは、ゾーン全体に影響するパラメータを定義するレコードです。

ゾーン情報が作成されたホスト名、管理者のメールアドレスの他、以下のフィールド値に関する設定が記述されています。
種類 メモ
serial ゾーン情報のバージョンを管理するための値を表します。ゾーン情報を更新した場合、serial値を増加させる必要があります。
refresh セカンダリDNSサーバがプライマリDNSサーバのデータ更新を確認する間隔(秒)を表します。
retry セカンダリDNSサーバがプライマリDNSサーバのデータ更新に失敗した場合、再試行する間隔を表します。
expire セカンダリDNSサーバがプライマリDNSサーバと一定期間データ更新が行えなかった場合、保持しているデータを無効化する期限を表します。
minimum 32bitの整数値でリソースレコードの最小生存時間(秒)を表します。

SOAのRefresh間隔になったらセカンダリはプライマリにSOAレコードの要求を行います。プライマリはセカンダリへSOAレコードを応答し、セカンダリはDNSゾーンファイルの更新があるかどうかをSOAレコードのSerialで判断をします。もし受け取ったSerialの値が、セカンダリの持つゾーンファイルの中のSOAレコードのSerialよりも大きくなっていれば、ゾーンファイルは更新されたとみなされてゾーン転送を要求します(これらの値が同じだった場合は何もしません)。ゾーン転送の要求では、質問セクションに自分のドメイン名とタイプAXFRが入ります。この要求を受け取ったプライマリは回答セクションにそのゾーンの全てのリソースレコードを入れて応答をします。

 ⇒ ネームサーバ

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