Subject  : 心臓カテーテル検査と治療

カテゴリー: 健康・医療情報 > 


 心臓カテーテル検査と治療
 心臓カテーテル検査とは、主に上記の目的に使用される重要な検査手段である。太ももの付け根や腕などの太い動脈から「カテーテル」と呼ばれる細いチューブを心臓まで進め、そこから造影剤を流し、心臓の機能や、血管の形体の評価を行う。また、そのまま治療を行うこともできる。

心臓の機能・冠動脈の状態の評価および治療を行う。特に、
 ・狭心症・心筋梗塞の治療方針の決定・および治療(インターベンション)
 ・弁膜症の治療方針の決定
 ・心筋症の診断(心筋生検)
 ・大動脈瘤の検査


 太い動脈からカテーテルを挿入、心臓まで進める。そこで造影剤を流す。心臓の収縮機能・血管の形などを評価する。検査そのものは、十分な局所麻酔と鎮静剤で快適に行うことができます。しかし、太い動脈を刺すため、術後に出血をきたす可能性があります。それを防ぐために、動脈の穿刺部位をがっちりと抑えこんで、確実に止血しなければなりません。そのために、穿刺部位は固く粘着テープで固定され、術後数時間の絶対安静を命じられます。むしろ、検査後のそれが苦痛であると感じる人が多いようです。

基本的には安全な検査ですが、ある一定の割合で合併症が起こり得ます。一部の施設では外来で行っているところもあるようですが、基本的には入院を要する検査です。現在は、検査に使うカテーテルの性能もよくなり、熟練した術者も増えてきており、安全性は年々、高まってきています。 しかし、治療を行うに当たっては、合併症の危険性は若干高まります。
 ・検査中・検査後に心筋梗塞を起こす可能性がある(0.05%)。
 ・脳梗塞を起こす可能性がある(まれ)。
 ・腎不全を起こす可能性がある。これは造影剤によるものが多い。

 ● 

 ⇒ 

[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]