Subject  : 血糖値

カテゴリー: 健康・医療情報 


 血糖値(BS)
血液中のブドウ糖の量を示し、 糖尿病の判定には欠かせない値です。 正常の血糖値は60〜150mg/dLに維持されていますが、 インスリンのはたらきに障害が起きると 血糖値は上がり、空腹時血糖が126mg/dL以上になると糖尿病と診断されます。
BSは「blood sugar」の略です。

● 空腹時血糖値
血糖値は食後に上がり、食前などの空腹時には下がる。糖尿病かどうかを調べる際は空腹時の血糖値を測定する。116mg/dL未満は正常値、126mg/dL以上で糖尿病と診断される。 少なくとも検査の12時間前から何も食べないようにしておくこと。

● 食後血糖値
空腹時の血糖値が平常でも食事した後になかなか血糖値が下がらないケースもあるので、食後(検査ではブドウ糖溶液を飲む)1時間、2時間のブドウ糖の量を調べる「ブドウ糖負荷試験」も行われる。 食後2時間程度で血糖値は元に戻るが、異常に上昇し戻るのが遅い人は糖尿病の可能性が高い。ブドウ糖負荷試験により食後と似た状態を作り2時間後に血糖値を測定する。140mg/dL未満なら正常値、200mg/dL以上は糖尿病と診断される。
ブドウ糖負荷試験などによる糖尿病の診断値
空腹時 食後1時間 食後2時間
正常型 70〜110mg/dl 110〜160mg/dl 100〜140mg/dl
境界型 110〜126mg/dl 160〜200mg/dl 120〜200mg/dl
糖尿病 126mg/dl - 200mg/dl以上

● HbA1c
通常時の血糖レベルの判定に使われる。HbA1cは血糖と違い、食事の影響を受けないためいつでも検査ができる。グリコヘモグロビンなどとも呼ばれ、赤血球の中に含まれるヘモグロビン(血色素)にブドウ糖が結合したもの。過去約120日間の平均的な血糖状態が分かる。基準値は4.3〜5.8%で、6.5%以上だと糖尿病と判定される

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