Subject   :BYOD(Bring Your Own Device)

カテゴリー  : 情報産業・技術  


 BYOD(Bring Your Own Device)
 BYODは「Bring Your Own Device」の略称であり、個人が所有するパソコン・タブレット・スマートフォンなどの端末を職場に持ち込み、仕事上で活用することを指します。

タブレット、スマートフォンのモバイル端末の利用が活発となり、そのスペックが向上したことで業務に十分活用できるようになったこと、メールやSNS等の端末同士でのコミュニケーション機能が発達してきたこと、端末の種類を問わずに利用できるクラウドサービスが増加したことが、BYOD普及の背景としてあげられます。

ノートパソコンやタブレット、スマートフォンといったデバイスの普及とともにBYOD(私物端末の業務利用)の是非が議論されてきました。BYODは正しく導入すれば、企業や社員に対してプラスに働きますが、一歩間違えると情報漏えい等のリスクが高まります。またリスクがあるからといって、私物端末のポリシーを整備せずに放置すると、許可なく私物端末を業務に利用する「シャドーIT」がはびこり、より危険が高まるといわれています。

● CYOD(Choose Your Own Device)
CYODとは、企業などで従業員が業務に使用してもよい携帯端末を何種類か選定し、それぞれ自分が使いたい機種を選んで利用すること。端末の購入や携帯回線の契約などは企業側で行うが、あらかじめ承認された範囲内で従業員による私用を認める場合が多い。

従業員が私物のスマートフォンやタブレット端末などを業務で利用することをBYOD(Bring Your Own Device)というが、費用を原則として従業員が負担する反面、セキュリティ対策など企業側のシステム利用ポリシーを守らせるのが難しかった。

CYODでは企業側が自社のポリシーに則ってセキュリティ対策や使用できるソフトウェアの制限を行った端末を数種類用意し、従業員はその中から自分が使いたい機種を選んで使用する。費用は企業側の負担となるが、従業員へは自宅への持ち帰りや旅行などへの携行を認め、許諾されたソフトウェアやサービスによる私用を認める。

個人用携帯機器の活用による生産性や従業員満足度の向上などの利点は残しつつ、野放図に私用機器が持ち込まれシステム運用が混乱したりセキュリティが疎かになる弊害を軽減した、BYODと端末持ち込み禁止の「折衷案」とも言える利用モデルである。

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