Subject   : 塑性加工性 (plastic workability) 

カテゴリー  : 産業・技術 > 材料技術


 塑性加工性 (plastic workability)
 一般に固体は適当な条件におかれると外力に対して理想的な弾性体としてふるまわず、永久ひずみを生じて連続的に変型する。この性質を塑性という。これに対する性質は脆性で、延性*、展性などは塑性に属する。この塑性変形による加工を塑性加工といい、荷重の形式、加工温度等によって各種の方法がある。

加工力のかけ方で分類すると、圧縮、引張り、曲げ、せん断などの方法があり、また加工温度で分類すると、冷間加工、熱間加工および温間加工とがある。

塑性加工性は広く定義すると材料の加工のしやすさの指標である。また、材料に変形エネルギーを加えたときの割れ、ひびおよびキズなどの欠陥発生の難易を表わす。

例えば、セパレータ、コレクタあるいは波板などはプレスあるいはギア成形法などの塑性加工によって加工される。そのため、塑性加工性は材料の選定において重要な評価項目の一つである。

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 ⇒ 粉末製造技術

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