Subject   : アラビノキシラン

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 アラビノキシラン
免疫力を活性化させて、細菌やウイルスを撃退。 アラビノキシランは、米・小麦・とうもろこしなどに含まれる 食物繊維の一種「へミセルロース」の主成分です。 単糖のアラビノースとキシロースが結合して出来た多糖類です。
健康食品では、酵素を加えてアラビノキシランが吸収されやすい ような形にさせているものが多くあります。

アラビノキシランには、白血球中の免疫細胞であるリンパ球や マクロファージを増やすと同時に、これらを 活性化させる働きがあります。 こうした免疫細胞は体内に侵入した細菌やウィルスを撃退します。 さらに、さまざまな実験により、アラビノキシランがガン細胞の 増殖の抑制にも期待できることが報告されています。

同じ多糖類で免疫力を活性化させる成分としては、他に βグルカンがあります。 ちなみに、βグルカンは、 しめじやまいたけなどのきのこ類などに含まれています

■ 米ぬかアラビノキシラン誘導体(MGN-3)
米ぬかアラビノキシラン誘導体は、イネに多く含まれる成分で、 植物の細胞壁をつくるヘミセルロースから特許製法により つくられたものです。
ヘミセルロースは食物繊維の一種で、近年食餌成分の消化吸収に関与し、排泄作用を促進する他、腸内細菌の増殖などの有用性が明らかになっています。食物繊維の中でも特に米ぬかには、免疫強化素材として注目されるヘミセルロースBが1kg中に3g〜5gと多く含まれています。
この米ぬかヘミセルロースBをシイタケ菌(炭水化物分解酵素活性が強くなるように育種されたDAIWA-A95菌)を液体培養し、培養ろ液を部分精製した炭水化物培養分解複合酵素(Carbohydrase Complex)を用いてアラビノキシランが得られます。こうして造られた米ぬかアラビノキシラン誘導体(MGN-3)は極めて分子量が低く、経口投与により免疫力を高めるといわれる NK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化し、 がん細胞の増殖を抑制することが明らかになりつつあります。 またエイズ(HIV)患者への投与試験でもその有用性が認められつつあります。

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