Subject   :ナットウキナーゼ

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 ナットウキナーゼ
「納豆」には、強力な血栓溶解酵素(「ナットウキナーゼ」と命名)が存在 します。
ナットウキナーゼには数種類の酵素が存在し、従来は主にサブチリジンプロテアーゼの血栓溶解作用が注目されてきましたが、近年、セリンプロテアーゼのひとつであるバチロペプチダーゼ Fには血栓溶解作用だけでなく、血栓そのものをつくりにくくする作用(抗凝固作用)も併せ持つことが明らかになってきました。
ナットウキナーゼとしての特性は生かし、食品としての納豆の特性(味やにおい等)を取り除いた乾燥物は、ナットウキナーゼの活性は高く残しつつ、誰にでも簡単に経口摂取できるよう開発されています。
独自の培養法により、このバチロペプチダーゼを特徴的に含む「NKCP(精製ナットウ菌培養物)」は安全性についても数多くの試験により実証されていることから、「第二世代のナットウキナーゼ」として血栓症の予防に期待が寄せられています。
納豆菌(ナットウキナーゼ)は稲ワラに多く棲みついている細菌で、ビタミンB2の含有量は煮た大豆の10倍以上。納豆菌(ナットウキナーゼ)には、免疫力を高める、腸を刺激して消化活動を活発にする、腸内の不敗菌の活動を抑制して発ガン物質をはじめとする有害物質を減少させるなどの働きがあります。
また、納豆菌には血液中の血栓を溶かすナットウキナーゼ、高い血圧を下げるアンギオテンシン、変換阻害酵素、活性酸素を除去する活性酸素除去酵素(SOD)など、納豆菌の増殖により生成される酵素もさまざまな働きをします。


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