Subject   : ケルセチン(クェルセチン)

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 ケルセチン(クェルセチン)
ケルセチンとは、ブロッコリーなどに含まれる黄〜褐色の色素で、 フラボノイドの中でもフラボノールに分類される ポリフェノール化合物の一種です。別名ビタミンPととも言われます。
柑橘類やリンゴ、ベリー類、緑茶やタマネギなどに含まれていて、ビタミンCの 吸収を助ける役割がある。脂肪吸収を抑制したり、強い抗酸化作用、 抗ガン作用も持っています。
他にも、花粉症の炎症を抑える効果やアレルギーを抑制する作用がある。 通常、食品の中では配当体として存在しており、その中ではルチンが 有名である。
プリン体を代謝して尿酸を生成するキサンチンオキシターゼという 酵素の活性を抑制して、尿酸の増加を抑えます。 また、痛風発作による炎症を悪化させるといわれているロイコトリエン という物質の生成と放出を抑えて、炎症を抑制する働きがあると考え られています。 さらに、痛風発作の炎症を抑えるブロメラインの吸収を助ける働きも あるといわれています。

ケルセチンは抗酸化作用、抗血栓作用があります。 また、発ガン抑制物質としても知られています。ケルセチンは乳ガン細胞(p53)、直腸ガン細胞(Caco-2)などの細胞増殖抑制効果が高く、マウスなどの動物実験でもガン抑制効果が確認されています。フィンランドで行われた疫学調査では、ケルセチンを多く摂取していると肺ガンのリスクが低いことが明らかとなりました。
2型糖尿病に対してもケルセチン摂取の効果が認められています。フィンランドの疫学調査では、リンゴに含まれているケルセチンと2型糖尿病発症との間には逆相関があり、発症のリスクを下げました。

◆ ケルセチンの作用
  ◎動脈硬化の防止。血管の老化を防ぐ。
  ◎細胞の老化を防ぐ。
  ◎心疾患を防ぐ。
  ◎ガンを防ぐ。


◆ ケルセチンが含まれる食品例
ブロッコリー、玉ねぎ、ココア、赤ワイン

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