Subject   : ビタミンU(キャベジン)、メチルメチオニン

カテゴリー  : 話題のことば > ビタミン


 ビタミンU(キャベジン)、メチルメチオニン
ビタミンUはヒナの消化性潰瘍を防止する因子で、正式名は【塩化メチルメチオニンスルホニウム(MMSC)】と言います。また、ビタミンUはキャベツ汁から発見された物質でもあるため「キャベジン」という別名もあります。 アミノ酸の一種メチオニンの誘導体の構造を持つビタミン様物質です。
ビタミンUは細胞分裂をうながして胃腸の粘膜の新陳代謝を盛んにし、傷ついた胃腸の粘膜修復に必要なたんぱく質を核酸から合成する働きが顕著です。また、ビタミンUは胃酸の分泌を抑える働きも知られています。
また、メチルメチオニンはニコチンを分解する働きもあると言われています。
胃潰瘍や胃酸過多による胸のむかつきなどの胃のトラブル全般に有用性が認められていて、医薬品として消化性潰瘍などの治療に用いられたり、市販の胃腸薬に配合されています。ビタミンUはキャベツのほか、パセリ、レタス、セロリ、アスパラガス、牛乳、卵、青海苔などに含まれています。
ビタミンUは熱に弱いので、効率よく摂取するためキャベツなどは生食が良いのですが、冷えると胃腸の調子が悪くなる人は煮汁ごと食べられるスープ煮にした方が良いでしょう。体内でビタミンと良く似た働きをしますが、生体内でもかなりの量が合成されるため、ビタミンではなく“ビタミン様物質”として扱われています。 アブラナ科の植物に特に多く含まれる。

◆ ビタミンU(キャベジン)の効果があると思われるもの
十二指腸潰瘍 / 胃潰瘍 / 胃酸過多 / 胃腸病
◆ ビタミンU(キャベジン)が含まれる食品例
青海苔 / 卵 / 牛乳 / レタス / セロリ / アスパラガス / キャベツ
◆ 参考
kenko.it-lab.com

[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]