Subject   : イソフラボン

カテゴリー  : 話題のことば > フラボノイド


 イソフラボン
イソフラボンは、フラボノイドの一種で、大豆の「胚芽」部分に多く含まれ、「苦味」や「えぐ味」をもたらす物質として知られています。
大フラボノイド群で、ダイズイン・ダイゼイン・ゲニスチン・ ゲニステイン・グリシチン・グリシテイン・ アセチルダイズイン・アセチルゲニスチン・アセチルグリシチン・マロニルダイズイン・マロニルゲニスチン・マロニルグリシチンなどがあります。
種類 英名 メモ
ゲニスチン genistein エストロゲン様作用。骨形成促進作用 、抗酸化酵素の活性を高める
ダイゼイン daidzein 体重、血中脂質の上昇が抑えられる。骨粗鬆症の予防に効果がある。
グリシチン glycitin 女性ホルモン様作用が強い。コレステロール、中性脂肪の上昇を抑制作用。

イソフラボンは動物の体内でつくられる女性ホルモン(エストロゲン)と似た作用を持ち骨の溶解を抑える働きがあります。
大豆胚芽の他にイソフラボンはマメ科の植物であるガウクルアにも多く含まれていると言われています。
イソフラボンの分子構造は、エストロゲンとよく似ているものですから、エストロゲンが不足している時におこりやすい症状、たとえば更年期障害、生理不順、骨粗しょう症、前立腺ガンなど対してはそれを補い、エストロゲンが過剰な時(乳ガン、子宮ガンなど)はその働きを抑えます。そのため、更年期の女性と言われていますが、男性にも有効な成分であると言えます。
ます。またエストロゲンは骨からカルシウムが流出するのを防いだり、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を抑える作用もあるため、イソフラボンの摂取は骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や高脂血症の予防にも効果があります。
米国ではFDA(米国食品医薬品局)が、大豆たんぱく質を摂取すると心臓病予防効果があることを認めています。
イソフラボンは薬物では無いので、イソフラボンの効力は本物のエストロゲンと比較すると1000分の1であるために、穏やかに作用します。

◆ イソフラボンの効果があると思われるもの
更年期障害 / コレステロール抑制 / 動脈硬化 / 骨粗しょう症(骨粗鬆症) / 生理不順 / ガン(癌) / 前立腺ガン(前立腺癌) / 乳がん(乳癌) / 子宮ガン(子宮癌)
◆ イソフラボンが含まれる食品例
大豆 / 味噌 / 納豆 / 豆乳 / 豆腐 / ざくろ / ガウクルア

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