Subject   : 加熱調理の種類

カテゴリー  : 食品・料理 


 加熱調理の種類
 食材に火を通して調理することを加熱といいます。

加熱するには、火などの熱源が必要です。家庭では、プロパンや都市ガスを使ったガスコンロが一般的でしたが、オール電化の普及により、電磁調理器も増えています。ガスのように、直接火がでないので、調理器具に火の焦げ目がつかず、安全な所が最大のメリット。ただし、電磁調理器に使える素材が限られています。そのほかにも、炭火や焚き火で行うバーベキュー、七輪などの方法があります。
分類 メモ
煮る 煮込み 時間をかけて味を染み込ませる料理。 おでん・シチューなど。
煮付け 少量の汁で、比較的短い時間で味を付ける料理 魚の煮付け。
含め煮 多めの煮汁で、しっかり味が読み込むように煮る料理。 シイタケの含め煮。
煮染め 濃い味付けで、じっくりと煮て味を付ける料理。 筑前煮。
煮浸し 比較的、薄味の汁で、短時間火をとおし、そのまま煮汁の中で食材を冷まして味をしみ込ませる料理。 野菜の煮浸しなど。
焼く 直火焼き 食材を直接火や高温にした炭などに近づけて、加熱する調理方法。炙る(あぶる)ともいう。素材を串状のものに刺して調理する。 焼き鳥、焼き肉、鰻など。
バーナー焼き 炎を噴射するバーナーを手で持って、食材の一部分を加熱する方法。表面だけを焦がしたいときに使われる調理器具。 炙り寿司、焼き豆腐など。
グリル 火と食材の間に金網などを敷いて、食材を金網に乗せて加熱すること。直火焼きだと、串状のものに刺せる素材でないと直火で焼くことができないが、金網に乗せることで、いろいろな種類の料理に使える。 鶏の丸焼きなど。
天火焼き ガスコンロに金網を乗せて焼く方法の「グリル」は、食材の下から火が当たりますが、オーブンレンジのグリル機能を使った場合、熱源は食材の上にあるのが一般的です。上からの放熱により加熱する方法を、天日焼きと言います。 グラタン、ハンバーグなど。
オーブン焼き オーブン、ロースターなどは、密閉することが可能です。主な電源は、ガスや電気を利用した熱線ですが、中の空気を加熱することによって、食材に熱を通すものです。 パン、クッキー、グラタン、プリンなど。
窯焼き オーブンやロースターのことを「窯」ということもあります。ピザやパンなどを焼く専門の道具の中には、炭火などの直接的な熱源を入れるものもあり、窯焼きピザや窯焼きパンなど、独特の香ばしい風味が素材につき、おいしいものです。
鉄板焼き 鉄でできた板の上に食材を乗せて加熱する方法です。一般的に家庭で利用する、フライパンやホットプレートが鉄板焼きです。
石板焼き 溶岩焼き(ようがんやき)、陶板焼き(とうばんやき) 石や溶岩、陶板は熱が伝わりやすく、保温力が強いので焼き物の道具として使われています。有名なものには、韓国料理のビビンバがありますね。石をお椀状にくり抜いてご飯やナムルを焼いたものです。
挟み焼き (はさみやき) 食材を、鉄板などで両側から挟み加熱する調理方法です。道具の形によって、いろいろな模様を付けることができ、主に商売用として利用されます。家庭用ならホットサンドメーカーのような電気タイプのものが使いやすく便利です。 タイ焼き、イカ焼き、ワッフル、ホットサンドなど。
蒸し焼き 食材を焼いたあとや、調理途中に、水分を加え、その蒸気によって加熱する調理方法です。蒸気が材料に行き渡るように、しっかりフタをすることが肝心です。
石焼き 高温に熱した石の上に素材を乗せて加熱する調理方法です。 すぐに思い浮かぶのは石焼芋ですね。石は保温力があり高い温度が長持ちするので、柔らかい熱を長時間通すことでふっくらと仕上がるのです。直接素材を乗せる方法のほかには、フランスパンのようにあらかじめ焼いた石に水をかけ、あえて蒸気を作り出す道具として使うこともあります
蒸す 水蒸気で食材を加熱する調理方法です。他の調理方法に比べて、いちばん栄養分が残る方法で、型くずれもしにくい方法です
茹でる 食材を沸騰させた湯に入れることで加熱する調理方法です。水のうちから材料を入れるものもあります。「煮る」ことの違いは、味をつけるかつけないかという点。
揚げる 熱くした油の中に食材を入れて加熱する調理方法です。基本的にはたっぷりの油で、食材が浮くようにするのですが、油を節訳するためにも、油の量を材料の高さの半分ぐらいまでに抑えることもあります。
炒める 十分に熱くした鍋に、適量の油を入れて、食材を加熱する調理方法です。 一般的には、フライパンや中華鍋を使います。煮物の下ごしらえで、食材の煮崩れを防ぐために炒めることがありますが、その場合は煮物用の鍋で炒めることもあります。
燻製 食材を燻煙(くんえん)し、保存性を高めた調理方法のことです。 燻煙とは、香りの良い木材を燃やし、その煙に食材をあてて燻すことです。食材に独特の木材の風味をつけることと、水分を減らし、煙に含まれる殺菌・防腐成分を浸透させることで、痛みやすかった食材を日持ちさせることができます。



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