Subject   : ソーセージ

カテゴリー  : 食品・料理 


 ソーセージ
ソーセージといえばドイツが本場ですが、ソーセージばかりでなく、ハムやドイツソーセージのつけ合わせには欠かせないザワ―クラウト(キャベツの酢漬け)も中国生まれです。

ソーセージという言葉は英語です。ドイツ語ではヴルスト、フランス語ではソーシッソ、イタリア語ではサルシチアと言います。 日本でウインナーとかフランクフルトとかいうのはソーセージの種類であって、ソーセージを意味する言葉ではありません。 フランクフルトはドイツの地名です。また、ウインナーはウイーンのソーセージという説と、ウインナーさんが作ったという説があります。
ドイツ語の豚「Sauザウ」とスパイスの「Sageセージ」がくっついて「Sausage」   という言葉ができたという説と、ラテン語で塩漬けを意味する「Salsusサルサス」が変化したものという説などがあります。

むかし、中国、蒙古の人々は羊を放牧し、豚肉をよく好みました。 今でもモンゴルには遊牧民が多くいますが、2000年以上前のそうした放牧生活には保存食が欠かせなかったことでしょう。    長い遊牧生活の食料をまかなうため、羊の腸に豚肉や羊肉、血液などを詰める方法を開発したと考えられています。   たぶん、テントの中につるして干していたソーセージに、焚き火の煙がかかって、うまい具合にくん煙ソーセージが出来   上がったのでしょう。また、ハムも同様に作られたと考えられます。
  中国では現在でもソーセージ作りがさかんで、様々な腸詰が屋台の軒先を賑しています。
  やがて、ソーセージという食べ物はシルクロードを通ってヨーロッパへ向かいます。   ドイツには、1170年頃、神聖ローマ帝国の古都レーゲンスブルグ市に伝わったという説が一般的です。   なぜかというと、レーゲンスブルグには、現在でも創業800年以上というソーセージ屋「ヴルストキュッヘ」が営業しているからです。    やがてソーセージは十字軍の敗退とともにヨーロッパ全土に広がったといわれています。今ではスイス、フランスなど各地に名物   ソーセージがあり、人々を魅了しています。
 ⇒ 畜産加工食品

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