Subject   : FHS(Filesystem Hierarchy Standard)

カテゴリー  : サーバ 


 FHS(Filesystem Hierarchy Standard)
 FHSは、Linuxの標準仕様を定める「Linux Standard Base」(LSB)の一部で、Linuxディストリビューションのファイルやディレクトリの配置を規定する。  FHSは各Linuxディストリビューション間のファイルやディレクトリ構造の違いによる混乱を防ぎ、互換性を保つために策定された。 同じ目的で策定されたFSSTND(Linux Filesystem Structure Standard)の 後継にあたるが、FHSは一般的なUNIX系OSにも適用可能なものになっている。  2000年4月にFHS 2.1がリリースされた。2.0からの主な変更点としては次のようなものがある。 ディレクトリ“/var/state”ではなく“/var/lib”を使用 ディストリビューションはディレクトリ“/opt”を使用してもよいが、システム管理者の元でインストールされたソフトウェアであっても、“/opt”にインストールされたソフトウェアを変更、削除してはならない ディレクトリ“/var/share”は使用しない ディレクトリ“/usr/X386”は存在しても、しなくてもよい 幾つかの古くて利用されていないシンボリックリンクを削除 文書フォーマット、誤字脱字などの訂正
● FSSTND(Linux Filesystem Structure Standard)
 Linuxのディレクトリ構造の標準を定める規格。  「/ 」(ルート)ディレクトリから /usr、/bin、/varなど、Linuxのディレクトリ構造について詳細な規格を定めている。また、/optの扱いや/var/shareなどの標準的な扱いについての提示など、活発に議論が取り交わされた。  現在はプロジェクト自体がFHSに統合されて発展的解消した。

 ⇒ Linux(リナックス)

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