Subject   : DC-DCコンバータ(DC-DC converter)

カテゴリー  : 半導体 


 DC-DCコンバータ(DC-DC converter)
直流電圧を直流電圧に変換する回路。

パソコンやインターネット機器などの内部で基準とする電圧の12Vを、論理ICやマイクロプロセッサ(MPU)などのICを動作させるためのさまざまな電源電圧、例えば5V、3.3V、1.7V、1.2Vなどの電圧に変換する回路。

DC-DCコンバータの出力回路は一般的に、制御(コントロール)用のMOSFETと同期整流(シンクロナス)用のMOSFETを組み合わせて構成する。制御用MOSFETには、スイッチング速度を速くするためにゲート電荷を小さくすることが要求される。一方、同期整流用 MOSFETには、導通時のMOSFET自体の内部抵抗(オン抵抗)が小さいことが要求される。トランジスタ素子(デバイス)を製造する上でオン抵抗とゲート電荷は相反関係にあるため、制御用か同期整流用かといった用途に合わせて最適化しなければならない。

● フォワード・コンバータ(forward converter)
絶縁型DC-DCコンバータ。トランスなどの絶縁部品を使い、1次側のパワーMOSFETがオン(導通)しているときにトランスの2次側に出力が伝達される電圧変換回路。トランスから見て入力側を1次側、出力側を2次側と呼ぶ。 1次側に2個のスイッチング素子を使って交互にオン/オフさせるプッシュプル方式などがある。
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