Subject   : Flash SSD

カテゴリー  : 半導体 


 Flash SSD(Flash Solid State Disk)
 半導体記憶素子であるフラッシュメモリを使用した記憶装置の1種です。通常は単にSSDと呼ばれる事が多い。メモリディスクの1種である。

典型的な外部記憶装置であるハードディスクドライブ(HDD)の機能を、主記憶装置などで使用されるDRAMのような半導体で実現したシリコンドライブ(シリコンディスク)である。メモリディスクとも呼ばれるSSDは以前から存在している。Flash SSDはこの記憶素子として、21世紀に入って値下がりした不揮発性の半導体記憶素子であるフラッシュメモリを使用したものである。フラッシュメモリドライブ(フラッシュメモリディスク)、フラッシュドライブ(フラッシュディスク)などとも言う。

従来の多くのSSDではバックアップ電源を持たないと電源の切断によって記憶内容が消えてしまったが、Flash SSDは不揮発性であり電源切断後も内容を長期にわたり保持できる。また低消費電力で放熱も少なく耐衝撃性にも優れ、小型で騒音も発しないので携帯用途に向いており、デスクトップパソコンよりはノートパソコンでの採用例が多く、高い入出力性能と低消費電力という利点のためデータセンターではHDDに替わって、サーバー機に採用されつつある。

コンピュータとの接続はHDDの標準的なインターフェースであるATAやシリアルATAに対応するものが多く、そのほかにPCI Expressに対応したものもある。
カーナビやビデオカメラ、PNDでもFlash SSDは使用が始まっている。
 ⇒ 次世代不揮発メモリー

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