Subject   : PLD(programmable logic device)

カテゴリー  : 半導体 


 PLD(programmable logic device)
PLDとは、LSI(大規模集積回路)のうち、完成した製品の論理構造を定義することのできるLSIの総称である。

PLDは、完成された基板の論理的な回路構造をプログミングによって変更することができる特徴を持っている。PLDは一種のセミカスタムLSIであり、開発・製造期間の短縮や、コストを抑えて個別用途に特化させることなどが可能になる。

プログラムすることでユーザが所望の論理を容易に実現できるセミカスタムIC。超短納期,少量多品種生産の点で優位性がある。一般に,ANDゲート群とORゲート群の論理回路がアレイ状に配列されており,たとえばフューズ方式のPLDではそれぞれのアレイ中のゲート間を接続しているフューズを切断することでプログラムする。プログラムの方法はSRAMセル方式,EPROM方式などがある。名称は,FPGA(field programmable gate array),PLA(programmable logic array),CPLD(complex programmable logic device),FPL(field programmable logic),PAL(programmable array logic)などということもある。

● FPGA(field programmable gate array)
大規模PLD。 ユーザが手元でプログラム可能なセミカスタムIC。
内部構造の例として、任意の論理を構成可能な4入力程度の組み合わせ回路と順序回路からなる論理ブロックが、格子状に数10×数10程度配置され、その間の配線を簡易なクロスバースイッチで接続した構造を持つ。
数千ゲートから数十万ゲート(システムゲート)のFPGA製品が発表されている。 開発期間が短くできるので,試作品ばかりでなく,最終製品にも利用されている。 基本的な構造は,プログラム可能な論理モジュールを規則的に並べ,その間に 配線領域を用意し,各論理モジュールと配線領域をプログラムすることで, 論理回路を実現する。 プログラムの方法は,SRAMセル方式,EPROM方式,アンチフューズ (プログラムすることで導通する)方式,フラッシュEEPROMを内蔵した方式がある。

● ASSP(application specific standard product)
ASICの一つ。特定用途向け専用標準IC。半導体メーカが主体となって設計・開発した,通信・AV・OAなどの各応用商品に特化した標準IC(LSI)として,複数ユーザを対象として販売するIC。
 ⇒ ロジックIC

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