Subject   : 3D放送

カテゴリー  : 産業・技術 


 3D放送
アメリカでは、3D放送が大変注目を集めている。 2009年4月に公開されたドリームワークスの「Monsters vs. Aliens」は本格3Dアニメとして大きな人気を集めた。アニメ映画がいよいよ3D時代に入ったのに続き、テレビでもスポーツ番組などを中心に3D放送の実験が始まっている。
2009年2月には、3D番組制作会社のcinedigmとNBA(プロバスケットボール協会)、大手CATVチャンネルTurner Sportsの3社が、プロバスケットの特別番組「All Star Saturday Night Phoenix 2009」のライブ3D中継放送(特定の劇場配信のみ)に成功している。そのほかNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)が実験番組を制作するなど、スポーツイベント関連で3D放送は注目されている。
日本でも、パナソニックやソニーなど家電メーカーが3Dを宣伝している。 ただし、3Dの規格の標準化ははじまったばかりです。 米国のテレビ事業者などが主体となっている業界団体「Society of Motion Picture and Television Engineers (SMPTE) 」は既に2008年8月の時点で同様なタスク・フォースを発足。2009年4月には「3D Home Master」と呼ぶ,3D映像を流通させるための基本的なデータ形式および伝送形式についての条件を列記したレポートを発表した。
 この他,家電メーカーの業界団体である米Consumer Electronics Association (CEA),次世代テレビ規格を検討する米Advanced Television Systems Committe(ATSC),ケーブルテレビ事業者で構成する米Society of Cable Telecommunications Engineers,ケーブルテレビの技術規格を策定する米Cable Television Laboratories, Inc.(CableLabs)などがこぞって,3D映像の伝送仕様について検討,または策定作業を開始している。

種類 コメント
Side-by-side 左右の目に見せるデータを同時に伝送する
Frame alternative 左,右,左と順番に伝送する
Field alternative インタレースを利用する
Line alternative 走査線ごとに左と右の映像を表示する
Left+Depth 2次元映像と映像の奥行き情報を分けて伝送する

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