Subject   : ポリウレタン(PUR)

カテゴリー  : 産業・技術 


 ポリウレタン(PUR)
ジイソシアネートとグリコール類またはジアミン類を反応させて得られる高分子化合物。ポリウレタンの最終製品の性質は出発原料の種類や比率によって非常に大きく変わり、そのため熱可塑性にも熱硬化性にもなりうる。

● ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)
熱可塑性エラストマーの一つで、ハードセグメントとしてポリウレタン、ソフトセグメントとしてポリオールやポリエステルからなり、広範囲の硬さ(80A〜80D)のものがある。熱可塑性エラストマーの中では、とくに耐摩耗性、耐油性、耐屈曲性がすぐれている。ソフトセグメントを選択することによって特徴のあるグレードが開発されている。ポリエーテル系は、耐水性、低温性にすぐれ、カプロラクタム系は、耐熱性、耐水性が良好、アジペートエステル系は、透明性がすぐれている。主な用途として 1.射出成形品では(ダストカバー、ギヤ、シール材、ローラ etc.) 2.押出成形品では(ホース、チューブ、フィルム、電線、ケーブル etc.) 3.ブロー成形品では(ブーツ、容器 etc.) 4.カレンダー成形品では(ベルト、フィルム etc.)などに使用されている。

  ⇒ エンジニアリング・プラスチック(engineering plastics)

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