Subject   : 波動光学(Wave Optics)

カテゴリー  : 光学 


 波動光学(Wave Optics)
 光を波として考え、その伝搬を扱う光学の分野。干渉、回折、偏光、分散、散乱、吸収、発光などの光の物理的な性質を説明できる。光を光線の集合として、それらの伝搬を解析する光学の分野を幾何光学と呼ぶ。

 ○ 偏光
 電界および磁界の振動方向が一定、あるいは規則的に変化している光を偏光と呼ぶ。電界および磁界の振動方向が変化しない状態を直線偏光、それらの振動方向が等速度で回転している状態を円偏光、、それ以外の状態を楕円偏光と呼ぶ。これらの偏光状態を変えるデバイスを偏光デバイスと呼ぶ。電波の場合には偏波と呼ぶ。一般の光は、電界および磁界の振動方向がランダムであることから無偏光と呼ばれる。偏光した光と無偏光の光が混在している状態を部分偏光と呼ぶ。偏光した光は、ポアンカレ球の表面の点として表現でき、部分偏光した光は、その球の内部の点として表現される。

 ○ 分散(Dispersion)
 屈折率が物質の波長に依存する現象。

 ○ 散乱(Scattering)
 媒質表面や微粒子によって、光の進行方向や空間的な分布が変化すること。

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