バンドパスフィルタ

　バンドパスフィルタは、特定の波長帯の光を透過し、それ以外の不要な光を除去する方法として、最もシンプルで経済的なものの一つです。バンドパスフィルタは真空蒸着による薄フィルム ファブリペロー干渉法に基づいて設計されており、スペーサーレイヤで分けられた二層の反射レイヤから成ります。 ファブリペローフィルタは基本的にローレンツ型の透過形状をもつため、カットオン／カットオフ曲線は浅く、ブロッキングにおける光減衰速度は緩やかです。この曲線を改良してブロック波長帯における効率をあげるため、Andover 社では標準の誘電多層膜バンドパスフィルタの構造にさらにキャビティ層を加えています。

バンドパスフィルタを選択・規定する際、周辺温度や光路形状は重要なファクターです。

バンドパスフィルタの中心波長は、周辺温度の変動に対して直線的にシフトし、温度が上がればプラスに、温度が下がるとマイナスにシフトします。

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　⇒　光の波長と色