Subject  : ビタミン過剰症

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 ビタミン過剰症
ビタミンは、脂溶性ビタミン(A、D、E、K)や水溶性ビタミン(B1、B2、 ナイアシン、B6、葉酸、B12、パントテン酸、ビオチンのB群ビタミンとC) に分けられる。水溶性ビタミンは過剰に摂取したとしても尿として体外に 排泄されるが、脂溶性ビタミンは肝臓をはじめとする体内に蓄積される。 そのため、過剰摂取による副作用が出てくる危険性がでたくる。これを 「ビタミン過剰症」という。ビタミンAを取り過ぎると、頭痛や顔面紅潮 皮膚が乾燥してむける、筋肉痛、食欲不振などの症状が現われてくるまた ビタミンDを取り過ぎると、骨からカルシウムが分離し、骨がもろくなっ たり、食欲不振、吐き気、頭痛、皮膚のかゆみなどが現われる。また乳幼 児の場合は、臓器にカルシウムが貯まり過ぎるという報告もある。 通常の食生活のなかではビタミン過剰症を心配する必要はないが、ビタ ミン剤、サプリメントなどで多量に摂取するときは注意が必要である。

 ● ビタミンA過剰症
食欲不振,皮膚落屑,脱毛,皮膚乾燥(かゆみ),骨・関節痛,肝脾腫,皮膚色素沈着,胎児奇形,脳圧亢進. 急性中毒:仮性脳腫瘍:髄液圧の異常をきたし、吐き気,嘔吐,頭痛,泉門開大等慢性中毒:易刺激性,骨痛,手掌・踵の落屑 、不安等

 ● ビタミンD過剰症・ビタミンD中毒
ほとんどが医原性、高カルシウム血症と類似の症状。 筋緊張低下,嘔気,食欲不振,易刺激性,腹痛,脱水,便秘,下痢,多飲 ・多尿等。かゆみ,腎石灰化症,異所性石灰化,腎不全,尿路結石.高血圧症の悪化、尿毒症など

 ● ビタミンK過剰症
新生児溶血性貧血

 ● ビタミンC過剰症
服用で、尿の潜血反応が擬陽性になる事がある。下痢,尿路結石。
 ⇒ ビタミンの生理作用と欠乏症状

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