Subject   : 中心核(core)

カテゴリー  : 学びの館 > 地学 


 中心核(core)
 地球内部の約2,900km以深の中心の部分。核とも。Fe、Niが多いことからニフェ(Nife)ともいわれた。

地震波走時曲線の解析から深さ約2,900kmの所でP波の速さが急に遅くなり、S波の速さが0になる(伝わらない)。S波の速さが0であることや、地球潮汐の研究や、マントル・中心核の境界でS波が強く反射されることから中心核は流体であると考えられた。中心核内でのP波の速さは8〜11km/s、密度は9〜15g/cm3と考えられている。

深さ5,100km付近にも小規模な不連続面があり、これの内側を内核、外側を外核と呼ぶ。内核の性質はまだはっきりわかっていないが、固体であるとする考え方が強い。弾性率や密度から考えて、外核は溶けたFeに多少のSi、Niが混じったものでできていると考えられている。

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