Subject   : 比誘電率

カテゴリー  : 学びの館 > 物理 


 比誘電率
真空の誘電率に対する比。導電率が電気の通りやすさをあらわすのに対して、誘電率は電気のためやすさをあらわします。

溶媒では、誘電率が大きいほど電解質を溶解する力が大きい傾向にあります。 水やプロピレンカーボネートのような誘電率が大きい溶媒は極性溶媒と呼ばれ、電池の電解液の溶媒に使います。

チタン酸バリウムや酸化タンタルのように比誘電率の大きい固体はコンデンサの誘電体などに使います。
逆に集積回路の半導体材料としては誘電率の低い材料が絶縁膜として期待されています

物質 比誘電率 メモ
ジメチルカーボネート 2.8
SiO2 3.8
NaCl 5.9
酸化アルミニウム 8.5 サファイアは9.4
アセトン 20.7
エタノール 24.3
酸化タンタル(X) 27.9
メタノール 32.6
プロピレンカーボネート 65
88.15
エチレンカーボネート 90
酸化チタン 100
チタン酸ストロンチウム 332
ロッシェル塩 4000
チタン酸バリウム 1200
5000
強誘電体


 ⇒ 誘電体、圧電体、焦電体

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