Subject  : 排卵周期

カテゴリー: 生活情報


 排卵周期
 妊娠は排卵が起きてはじめて起こります。排卵にはパターンがあり、赤ちゃんが欲しい場合でも避妊したい場合でも、この排卵の周期が有用です。

 排卵すると卵巣には黄体が出来ます。この黄体から黄体ホルモンが分泌されます。黄体ホルモンは脳の体温中枢に働きかけて体温を上昇させるので、黄体ホルモンが分泌された後は体温が上昇することになります。これが基礎体温の高温相です。黄体は排卵しないと出来ませんので排卵しない人の基礎体温は低いままです。ですから基礎体温で2相性になっている人はきちんと排卵していると考えられます。

 さて、高温相の持続期間は平均で約14日ということがわかっています。この持続期間は正常な人では一定ですから、月経周期が長い、短いという状態は月経から排卵までの期間すなわち卵胞期の持続期間に左右されます。

 ところで高温相も14日ではなくもっと短かったり長かったりする場合があります。短い場合は黄体機能不全と考えられ、妊娠しにくい状態であるといえます。赤ちゃんが欲しい場合はその持続期間を長くする治療が必要になります。また、通常では高温相が16日以上続くことは考えにくいで、その場合は妊娠を考えます。

 このように排卵周期は卵胞期の持続期間と黄体期の持続期間によって決まります。排卵前は妊娠しやすい期間なのですが、排卵後は妊娠しにくい期間です。こうしたことを利用して基礎体温をつけると妊娠しやすい時期、妊娠しにくい時期が自分でわかるようになります。こうした排卵周期の確認は基礎体温をつけることからはじまります。この基礎体温は大変重要な卵巣機能の情報となりますので、産婦人科を受診する際には必ず持参するよう心掛けましょう。

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