Subject: ディーゼル車排ガス微粒子(DEP)

カテゴリー: 環境


ディーゼル車排ガス微粒子(DEP)について 

 ディーゼル排気微粒子(DEP)はディーゼルエンジン内の不完全燃焼が原因で発生する 直径2ミクロン以下の微粒子(particulate:パティキュレート)です。

 現在環境基準が設けられている浮遊粒子状物質(SPM)は、 大気中を漂う直径10ミクロン以下の粒子を総称しており、環境庁では、 1日平均1立方mあたり0.1mg(ミリグラム)以下の環境基準が設けられているのみです。 しかし SPMは、工場のばい煙,DEPのほか、土ぼこりや、海からの塩粒なども 含まれています。

 ディーゼル排気微粒子(DEP)は以前から様々な健康被害の報告 がされています。大気汚染による気管支喘息(きかんしぜんそく)や 肺気腫(はいきしゅ) の元凶だと言われてきましたし、他の大気中の微粒子に比べても小さく肺や気管の奥まで 入りやすい物質です。

 ディーゼルエンジンから排出される黒煙は、一般的にはパティキュレートと 呼ばれており、軽油自体に含まれるすすと硫黄分と未燃軽油、それにエンジンオイルの未燃 オイルとに分けられます。これらのパティキュレートを減らす有効な方法は軽油に含まれる アロマ(芳香族)化合物の比率を減らすことです。アメリカのカリフォルニア州ではすでに 10%以下のアロマ量に規制されていますが、日本では30〜40%もあり、規制が非常に 遅れています。(日本の大型車は特にすすがひどいと思いませんか?)
 パティキュレートを減少させる方法として再燃焼させる方法と軽油自体を改質する方法など いくつか考えられています。通産省の工業技術院物質工学工業技術研究所では芳香族(アロマ) 化合物を水素化する新触媒を開発しています。(TRIGGER 9708)


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