Subject  : かぜ症候群(普通感冒)

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 かぜ症候群(普通感冒)
鼻からのど、気管支にかけての粘膜の炎症によって起きる病気の総称です。健康な人でも、1年に平均5〜6回はかかるといわれ、その大半がウイルスによって引き起こされます。 かぜは誰でもよくかかるポピュラーな病気です。過労で疲れているときや季節の変わり目、気候が不順なときは要注意です。
一般的にかぜといわれています。

かぜの原因はいろいろですが、大部分はウイルスによる感染といわれています。誰もが発病するのではなく、体力が弱った人や、抵抗力の弱い子ども、老人などがかかりやすいといわれています。 代表的なウィルスとしては ライノウィルス、パラインフルエンザウィルス、コロナウィルスなどがあります

 【症状】
 鼻水やくしゃみ、全身の違和感程度の軽いものから、頭痛、発熱、寒け、発汗、全身のだるさなどの重いものまで、症状はさまざまです。場合によっては寝込んでしまうこともあります。
「かぜは万病のもと」といわれるように、長引かせてしまうと気管支から肺に炎症を起こします。ただのかぜと思っていたものが、実は急性扁桃炎だったり、予後が悪いと急性腎盂炎を併発したりするケースもあります。抵抗力のないお年寄りや赤ちゃん、心臓病や糖尿病などの慢性病のある人は、かぜをひかないよう、とくに注意しましょう。

 【治療法】
 普通かぜの薬による治療は症状に合わせた対症療法が中心となります。 鼻炎症状には抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬、頭痛や発熱に対しては解熱・鎮痛薬で対処します。市販薬と病院・薬局で処方される薬は、成分的に大きな違いはありません。薬は用法・用量を守り、正しいのみ方をすることが大切です。普通かぜの場合、安静・保温・栄養に心がけ、症状に合ったかぜ薬をのめば、通常は1週間ほどで回復します。ただし、症状が激しいときや、早期の対処によっても症状が改善しないときには、早めに病院で診察を受けるようにしたいもの。こじらせてしまうと二次感染やウイルス以外の細菌感染などの心配がありますし、あるいは、普通かぜではなく、インフルエンザや、別の病気を発症している場合も考えられます。特に乳幼児や高齢者は重症化することがあるので、医師による早めの診察が必要です
かぜをこじらせないためには、「安静」「保温」「栄養」の3つがポイントです。
 ⇒ かぜと類似した症状と病気

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