Subject  : 下痢の種類と病気

カテゴリー: 健康・医療情報 


 下痢の種類と病気
下痢とは軟便が頻繁に排便される状態をいいます。下痢のときの便の硬さは、軟らかいペースト状から水様性までさまざまな状態になります。便の色も、褐色から透明までさまざまです。便が黒いときは消化管で出血が起きていることがあります。黒い色が出血からきているものであれば、便はタール状になり異臭があります(黒色便)。
下痢では、排便前や排便中に腸管のけいれんが起きることがあります。しばしば便とともに大量のガスも出ます。吐き気がする場合もあり、特に細菌やウイルス、毒性物質などで下痢が起きたときは吐き気が強くなります。
何らかの原因で水分の吸収が悪くなったり、腸液が異常に出ると、下痢の症状になります。また、病原性大腸菌やサルモネラ菌といった病原菌が腸内で増殖すると、身体の防御反応として下痢を起こします。(感染性下痢)
暴飲暴食、寝冷え、特定の食品に対するアレルギー反応(乳糖不耐症など)、精神的ストレスなどが原因で起こる下痢を非感染性下痢といいます。
日常かかる下痢は神経性のものが多いようです。ストレスによるものや、冷房で身体が冷えたことなどの自律神経の乱れ等が考えられます。

下痢になったときには、まず水分補給することが大切です。一度に大量ではなく、数回に分けて水分(白湯等)を飲むようにしましょう。
下痢の場合は体を温め、症状がおさまるまで安静にすることです。ひどい 下痢の場合は、無理に食事をせずに半日か1日くらい絶食することです。 回復したらおかゆやスープなどから消化のよい食べ物としていくことを おすすめします。 冷たいものや、脂っこいものや辛いものなどお腹に刺激をあたえますから 控えましょう。
下痢の種類と病気を下に載せます。

種類 環境・原因など メモ
消化不良による下痢 食べ過ぎ、飲み過ぎ 腹痛:無or軽
冷え による下痢 冷え、冷房 等 腹痛:無or軽
神経性の下痢 緊張状態 腹痛:無or軽
アレルギー性の下痢 アレルゲンに触れた、食べた 腹痛:様々
吐気、発疹などがあることもあり
風邪による下痢 風邪をひいている 風邪の諸症状など
食中毒による下痢 古いもの、不衛生なものを食べた 吐気、発熱などがある場合もあり
乳糖不耐症による下痢 牛乳を飲んだ 腹痛:無
過敏性腸症候群(下痢型) 強いストレスを受けている 腹痛:有

 ⇒ 消化器系の病気

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