Subject   : 匂い袋

カテゴリー  : その他  


 匂い袋
 匂い香(丁子・甘松・竜脳・白檀などの香料を刻んで調合したもの)が袋の中に入っています。衣服に芳香を移し、同時に防虫効果も利用する香嚢の一種。

タンスに入れたり、帯揚げに通したり、袂に落としたり。洋服の時にはポケットに忍ばせたり、ポーチなどの小物に付けたり...色々な場面で香りと彩りを楽しめます。

すれ違う瞬間ほのかに漂う香りは、香水とはひと味違った、ゆかしい心づかいです。

○ 丁子(ちょうじ)
フトモモ科の常緑高木。芳香があり、葉は楕円形で両端がとがる。筒状の花が房状に集まってつき、つぼみは淡緑色から淡紅色になり、開花すると花びらは落ちる。つぼみを乾燥したものを生薬や香辛料にし、また油をとる。モルッカ諸島の原産で、東南アジアやアフリカなどで栽培。クローブ。主成分はオイゲノール

○ 甘松(カンショ)
中国・インド等に産するオミナエシ科の草本の根・茎。香料としては根が適し、茎は生薬として鎮静・胃健などに用いる。現在日本に入荷しているのは殆どが中国産品である。スパイクナルドともいう。

○ 竜脳(りゅうのう)
龍脳は二羽柿科に属する龍脳樹より採れる塩状の結晶性顆粒の事です。 高さ50〜60m、直径が1〜2mにもなるこの木は、ボルネオ、スマトラ、マレー半島に多く分布しています。

○ 白檀(ビャクダン)
ビャクダン科の半寄生の熱帯性常緑樹。爽やかな甘い芳香が特徴。香木として利用される。 特にインドのマイソール地方で産する白檀が最も高品質とされ、老山白檀という別称で呼ばれる。 香料の主成分はサンタロール。

 ⇒ 

[メニューへ戻る]  [カテゴリー一覧]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]