Subject   : リン鉱石

カテゴリー  : その他  


 リン鉱石
リン鉱石の多くが化学肥料の原料として使用される。また産 業用の化学製品の原料にも利用される。

リン鉱石の主要な鉱石は次ぎのものである。
(a)リン灰石(apatite, 3Ca3P2O8・Ca(Cl,F)2)
(b)天然のリン酸カルシウム(リン酸三カルシウム又はリン灰土)、天然のリン酸アルミニウムカルシウム及びリン酸塩を含有する白亜(天然にリン酸カルシウムと混合している白亜)。

リン鉱石(phosphate ore)は、リン酸塩鉱物を主成分とした鉱石である。リン鉱 石は、その成因によって、無機質と有機質リン鉱石とに分けられる。

無機質リン鉱石は、マグマや火成岩の生成、活動によってできる鉱物であり、代 表的な鉱物にリン灰石(アパタイト)がある。その主成分は、リン酸三カルシウム (Ca3P2O8)で、化学組成は3Ca3P2O8・Ca(Cl,F)2 である。

有機質リン鉱石は、魚類や脊椎動物の遺骸が海底で堆積し、地殻の変動・隆起に より陸化してリン灰土(phosphorite)となったものをいう。海成リン鉱石(marine phosphorite)や堆積リン鉱石の別名がある。主成分は、リン酸三カルシウムである。
海成リン鉱石のなかには、海鳥の糞が珊瑚礁に堆積し、リン酸分が泌みこんだも のをグアノ(guano)という

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