Subject   : スープ

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 スープ
スープには、さまざまなタイプのものがあります
私たちになじみのあるスープは、「コンソメ」タイプの透明なスープと「ポタージュ」タイプの濃くてとろりとしたスープ ですが、フランス料理で正式に分類すると、スープはすべて「ポタージュ」。pot(フランス語で鍋)で作られたものという表し方が語源になっているそうです。
仏語でスープとされる『ポタージュ』も大きく2つにわかれます。 (1)ダシをベースに作るスープ(仏語でブイヨン、英語ではスープストック) (2)それ以外のもの(ポトフやブイヤベース)

ポタージュと呼ばれる料理には元来のふやかしたパンの痕跡であるクルトンやパスタなどの浮き身や、裏ごしした穀類、豆類、ジャガイモなどに起源するデンプン質の素材が入っていることが多い。日本では汁物が主食に付随する飲むものと認識されているのとは対照的に、欧米では量の少ない軽めのスープがの主菜の前に供されることが多く、ボリュームのあるスープは(軽い食事では特に)それ自体が主菜級の食べものとなりうる。なお、英語とフランス語の会話ではスープを「飲む」(drink/boire)ではなく「食べる」(eat/manger)と言う。
ラーメンやフォーなどの麺類のだし汁や料理にうま味を加えるための液のこともスープと呼ばれる。アジアの汁の多い麺料理は、西洋ではしばしば「麺の入ったスープ」(例:英語のnoodle soup) と認識されている。

● 世界の代表的なスープ
種類 メモ
ブイヤベース (フランス)海鮮スープ料理
ヴィシソワーズ (フランス)ジャガイモを使った冷たいスープ料理
チャウダー、
クラムチャウダー
(アメリカ合衆国)二枚貝のクリームスープ
チキンスープ (アメリカ合衆国)
アイントプフ (ドイツ)
グーラッシュ (ドイツ、オーストリア)
グヤーシュ (ハンガリー)
ミネストローネ (イタリア)大きく切った野菜にパスタや米や豆が入った具だくさんのスープ
ズッパ (イタリア)は揚げパンやトーストにスープを注いだもの
ミネストラ (イタリア)野菜を小さくきって豆が入らないもの
ガスパチョ (スペイン)
ソパ・デ・アホ (スペイン)
フォンデュ (スイス)
ボルシチ (東欧)真っ赤なスープが特徴 (テーブルビートという根菜に含まれる色素)
サムゲタン (朝鮮半島)丸ごとの鶏肉と松の実・干し棗・高麗人参などを入れて煮込んだ、滋養豊富なスタミナ料理
ポシンタン (朝鮮半島)
ソルロンタン (朝鮮半島)
カムジャタン (朝鮮半島)
酸辣湯 (中華料理)
コーンスープ (各国)-玉米羹(粟米羮とも、中華料理)(中華人民共和国)
佛跳牆
フオティオチャン
(中華料理:国福建省)「坊さんも塀を飛び越えて食べに来る」という意味で、大きな瓶で蒸し煮にした素材のうま味と馥郁たる香りが魅力
蛇羹 (中華人民共和国広東省)
トム ヤム クン (タイ王国) 刺激的な辛さ、独特の香り、酸味が渾然一体となったエビ入りのスープ
ソトアヤム (インドネシア、シンガポール)
サンバール (インド)

 ⇒ その他の調味料、だし

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