Subject   : トマトケチャップ、トマトソース

カテゴリー  : その他  


 トマトケチャップ、トマトソース
トマト ケチャップはTomato Catchupとか、 Tomato Ketchupとかつづられます。

ケチャップは、最も古いソースの一つで、その歴史もローマ時代にまでさかのぼる。ケチャップという呼び名は、材料を裏漉したソースすべてをケチャップと呼び、現在のトマトケチャップとは異なるものであった。1690年、中国は、魚や鶏肉料理のソースに、魚介類の酢付けや香辛料を塩水に漬け、ケチャップ(Ke−tsiap)という名のソースを作った。マレー半島が英国の植民地時代に、イギリスの船員が、このケチャップを英国に持ち帰る。英国でこのケチャップを作ろうとするが、香辛料などの関係でうまく作れない。シンガポールやマレー半島では、中国のKetsiapの綴りがKechapと間違えて伝えられ醤油に似た魚の醤をケチャップと呼んでいた。

トマトは、以前からナス科の植物で、何らかの毒性があると信じられ食べられていなかった。トマトが登場するまでには、1790年まで待たなければならなかった。第三代アメリカ大統領、トーマス・ジョファソンが、トマトに毒がないと証明したことで普及した。こうして、ニューイングランド地方で、トマトが使用され、現在のトマトケチャップとなる。  1876年、アメリカで工場生産され、ドイツ系のヘンリー・ハインツが、生産に乗り出し現在のように世界のテーブルソースとなった。
 トマトが日本で使用されるのは明治維新後、北海道開拓でアメリカ産のトマトを輸入し試験的に栽培したのが始まりである。 明治31年、愛知県の蟹江一太郎が栽培するトマトを用いてトマトソースを作ったのがカゴメの始まりだそうです。

● トマトピュレ
 フレッシュトマトの皮、種をはぶき裏ごししたもので、基本的には、トマトだけで作った濃厚なトマトジュースと考えてよく、スープ、パスタソースに使用する。

● トマトペースト
 トマトペーストは、トマトを原料にカボチャやポテト、人参などの根菜類を裏ごし煮詰めたものである。場合によっては小麦粉を入れることもあると考えて良い。ブイヨンを加えて作る場合もある。魚介類、肉類の煮込み料理に使い、煮込み料理やトマトソースとして用いる。

● トマトフォンジュ
 トマト、ニンニク、タマネギのみじん切りをオリーブオイルでソテーし、軽く煮詰めたもの。パスタ料理や魚介類料理に合う。  さらに、このトマトフォンジュに、白ワインやハム、ベーコンを加えて煮込み裏ごしすると高級なトマトソースとなる。
 ⇒ 香辛料
 ⇒ 西洋料理に使うソース

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