Subject   : データウェアハウス(DWH)

カテゴリー  : 情報産業・技術  


 データウェアハウス(Data WareHouse)
 「データウェアハウス(DWH:Data WareHouse)」とは、企業内の複数システムから大量のデータを時系列で蓄積するシステムで、情報活用やデータ分析に必要不可欠な存在です。

DWH(Data WareHouse)を直訳すると「データの倉庫」となり、データを保管しておくデータベース(DB:DataBase)のことを意味します。言葉の意味だけ考えると、パソコンのハードディスクや基幹系システムのサーバもすべてDWHと解釈できそうですが、そこは少し違います。

DWHを提唱した米国のコンサルタント・William H.Inmon氏は、「DWHは、意志決定のため、目的別に編成され、統合された時系列で、削除や更新しないデータの集合体」と定義しています。

企業は会計管理、在庫管理、顧客管理などのさまざまなシステムを用いてデータを管理しています。これらのシステムは単独で構築されているため、複数のデータを組み合わせて、分析を行うことができません。企業が何らかの「意志決定」を行うためには、既存システムのデータを1つのDBに「統合」し、業務横断的にデータを分析する必要があります。

単純な例をあげると、コンビニの売上データから「月曜日に雑誌を買う30代の男性は一緒にコーヒーを買うことが多い」「肉まんは雨の日に最もよく売れる」など、従来の単純な集計では明らかにならなかった各要素間の関連を洗い出してくれるのがデータウェアハウスシステムである。

<出典:DAL 他>

● データベースサーバ
データベースサーバとは、複数のサーバが役割分担をしているようなシステムにおいて、データベース管理システム(DBMS)が稼動しているサーバのこと。クライアントやアプリケーションサーバ(APサーバ)に要求されたデータを送信したり、操作要求を受け付けてデータを書き換えたり削除したりする。


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