Subject   : アダムとイヴ

カテゴリー  : 人文  


 アダムとイヴ
 神は天地を創造し、6日目に自分をかたどって土で人を造った。また、アダムの肋骨から女を造った。男の名はアダム(Adam)、女の名はイヴ(Eva)。ヘブライ語では土をアダマ、命をエバという。二人はエ デンの園で暮らしていた。神はこの園にある全ての樹の実を食べても良いが、善悪の知識の木の実だけは決して食べてはならないと言った。

 ある日、エデンの園を歩いていたイヴは、蛇にそそのかされて禁断の木の実(善悪の知識の木の実)を食べてしまった。イヴはアダムにも食べさせた。すると、2人は自分たちが裸であることに気づき、体をイチジクの葉で隠した。

 神は約束を守らなかった罪(原罪)により、二人を楽園から追放し(失楽園)、蛇を地を這う動物とした。女には産みの苦しみが与えられ、苦労して地を耕さなければ食料を得ることができなくなった。

● リンゴ
古くから「知恵、豊饒、美」のシンボルとして神話や伝説に登場する。 日本人がイメージする禁断の果実は、赤いリンゴ。ヨーロッパでは青リンゴ。イブが食べたリンゴは、聖書には木の実としか記されていない。後世、リンゴが美味しくてかわいいことからリンゴとされた。 ホメロスの叙事詩イリアスでは、黄金のリンゴを巡る3人の女神の争いからトロイ戦争に発展する。
 ⇒ 天地創造

[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]