Subject  : モーションキャプチャー(motion capture)

カテゴリー: 画像処理


 モーションキャプチャー(motion capture)
 モーションキャプチャとは、3次元グラフィックスにおける手法のひとつで、人間などの動きを測定してコンピューターに取り込む技法のことである。コンピュータグラフィックスの動作データや各種シミュレーションに用いられる。生身の人間の動きを再現するので、非常にリアルな動作をさせることができる。

モーションキャプチャを行うには、人体の各関節にセンサーをとりつけ、センサーの感知した情報をコンピュータに取り込んでデジタルデータに変換する方式がとられる。各センサーの動き方をそれぞれコンピュータ上の人物データの各関節に割り当てれば、実際の人間の動きをそのまま行わせることができる。
関節部に加速度センサーを付けた被験者に動作を行なってもらい、被験者の動作をデジタルデータに変換してコンピュータに取り込むこと。取り込まれたデータを元に3次元グラフィックスのキャラクタの動作を構成していくことで、リアルな動きを持つCGキャラクタを作成できる。スポーツシミュレーションゲームなど、特に人間の動きが重要とされる用途で利用されている。

モーションキャプチャは、人間工学的な用途におけるデータの収集やシミュレーションのほか、格闘ゲームやスポーツゲームなどのコンピューターグラフィックス映像の作成によく利用されている。1990年半ばに一世を風靡したセガの対戦型格闘ゲーム「バーチャファイター」では、実際の格闘家をモデルにモーションキャプチャを行い、3次元グラフィックスうと共に大きな話題を呼んだ。


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