Subject  : 地形学(geomorphology)

カテゴリー : 地球科学 


 地形学(geomorphology)
 地形の由来・歴史・成因を研究する科学。

土地あるいは地域の個性(地域性や歴史性)を認め、その成立ちや性質を地形を鍵として解くことで、適切な利用に役立てることを目的とする。

第四紀の地形変化を時間の目で調べる地形発達史的研究、地殻変動を読みとる変動地形学、気候条件の空間的差異と時間的変動の影響を重視する気候地形学、地表物質の性質と地形営力から異なる地形プロセスが生ずることを重視した動的地形学(地形営力論)、地中水の働きを重視した水文地形学、生物の働きに注目した生物地形学、さらには地形を統計的・理論的に究明しようとする理論地形学などがある。

● 地形(topography)
地球の表面形態をいう。その規模から大・中・小地形と、微地形に4区分。
大地形には楯状地・卓状地・造山帯、
中地形には褶曲山地・断層山地・曲降盆地・地溝、
小地形には段丘・扇状地・低湿地、
微地形にはガリ・自然堤防などがある。
形成機構からは主として地球内部の営力による変動地形・火山地形と、河川・海・風・氷河など外部からの営力による地形に区分。小・微地形は主として外的営力によって形成されると考えることができる。 
 ⇒ 地質年代表

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