Subject   : 光導波路(Optical Waveguide)

カテゴリー : デバイス > センサ


 光導波路(Optical Waveguide)
光導波路とは、光学的な特性をもつ物質を用いて作成された、通信に光を用いる伝送路のこと。

構造素材として、無機系素材では石英ガラスやシリコン、有機系素材では高純度ポリイミド系樹脂・ポリアミド系樹脂・ポリエーテル系樹脂などが使用され、赤外線を用いる場合には透過特性の改質のために重水素化やフッ素化を行ったものが利用されることがある。選定にあたっては、光の透過性・屈折率・波長特性・分散性の低さなどが重視される。

光導波路において、光路は一般に光ファイバーと同様の構造をもつ。すなわち、光路となるコアと、コアを取り囲むクラッドである。コアとクラッドは屈折率が異なり、境界面で全反射を起こして光はほぼロスなく進行する。

コア構造の配置によって次のように大別される。

種類 メモ
スラブ型 平板状のコアを平板クラッドで挟み込んだもの
埋め込み型 芯状のコアをクラッドで取り囲んだもの
半埋め込み型 芯状のコアをクラッドで取り囲んだもので、コアの一面が外部に露出しているもの
リッジ型 単一素材を断面が凸字型になるように整形して製造したもの
板状コアにレール上クラッドを載せて配置したもの
(これをメサ型・装荷型とよぶこともある)


 ○ 

 ⇒ 光ネットワーク用デバイス

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