Subject   : CPM(Corporate Performance Management)

カテゴリー : ビジネス


 CPM(Corporate Performance Management)
 企業が戦略に基づいてあらかじめ定めた指標を通じて、業績(パフォーマンス)を常に監視し、より早い段階で異常や問題を発見して対策を講じることができるようにするために、その管理プロセス、方法論、評価尺度、テクノロジを統合し、全社的かつ一貫した形で導入・実施するというコンセプト。企業パフォーマンス管理

 企業が戦略に基づいてあらかじめ定めた指標を通じて、業績(パフォーマンス)を常に監視し、より早い段階で異常や問題を発見して対策を講じることができるようにするために、その管理プロセス、方法論、評価尺度、テクノロジを統合し、全社的かつ一貫した形で導入・実施するというコンセプト。
 市場調査大手の米ガートナーが提唱しているもので、ガートナー自身は「企業がビジネス・パフォーマンスを測定、監視、管理するためのプロセス、方法論、評価尺度、テクノロジを包含した概念である」と定義している。ベンダによっては、EPM(enterprise performance management)、BPM(business performance management)と呼んでいるところもある。
 BPM (business process management)が業務オペレーション(ビジネスプロセス)レベルでデータを収集・分析し、業務改善にフィードバックするというマネジメントサイクルを適用するものであるのに対して、CPMは戦略実行レベルでモニタリングと分析を行い、経営戦略や意思決定にフィードバックしていくものだといえる。
 ただし、この後者のBPMとCPMは構成要素である管理プロセス(PDCAサイクルなど)、方法論(バランスト・スコアカードなど)、評価尺度(予算達成率、KPIなど)、テクノロジ(ビジネスインテリジェンスなど)に共通する部分が多く、業務か戦略かをあまり区別せず、同一視されることも多い。

● PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Act cycle)
PDCAサイクルとは、業務プロセスの管理手法の一つで、計画(plan)→実行(do)→評価(check)→改善(act)という4段階の活動を繰り返し行なうことで、継続的にプロセスを改善していく手法。

PDCAサイクルは4つのステップから成る。“Plan”では、目標を設定してそれを達成するための行動計画を作成する。“Do”では、策定した計画に沿って行動する。“Check”では、行動した結果と当初の目標を比較し、問題点の洗い出しや成功・失敗の要因を分析する。“Act”では、分析結果を受けてプロセスや計画の改善、実施体制の見直しなどの処置を行なう。“Act”が終わると再び“Plan”に戻り、次のサイクルを実施する。これを繰り返すことによって螺旋状に次第にプロセスが改善されることが期待されている。

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